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リメイン・イン・ライト |
発売当初衝撃を持って迎えられた脅威の作品。そう、当時はようやくアフリカやバリの音楽に目が向けられた時代。懐かしさとともにそれらの音楽への郷愁が自分の頭の中で大発生する。そういったことがあり、基本はスタジオでのインプロバイズとして作成されたファンクということで、当時は本当に異質なものとしての認識が先にたってしまった。ガムランからの影響も感じるが基本はとにかくはファンク。そうその中でのサウンド作りの際にそれらのガムランなどの雰囲気が感じられていくというような音作りであって、インプロバイズとはいうものの、とにかくはトーキングヘッズ流のファンクだ。しかしいまだにその新鮮味は失われておらず本当に最先端と言えていたことを現在が証明している。ここでエイドリアン・ブリューが参戦され始め、しばらくは続いていったはずだ。ギターの響きというか伸びは彼独特のものでこの当時は彼のギター自体が脅威としてとらえられていたのが懐かしい。そう、だから歌がどうであるかというよりも、どこまで声を含めどういってサウンドを構築し、そしてそれをいかにしてまとめ上げるか?それが本当に常に話題になっていたのを思い出す。ここまでのデビッド・バーンはそういう傾向はあってもここまで露骨に極端ではなかった。。そう、ここでのこの作品の色づけはブライアン・イーノ。そう彼の登場がこのバンドをここまでとは全く違うものにしたという印象が強く、実際にそれがこの作品のきわめて高い評価につながっているのだろう。いまだにこのファンクが有効であることはこの文章を書きながら再認識させられた。いやあ、いまだにこの新鮮味が不滅であったことにも驚きだが、思わず体が・・・・そう聞き手まで新鮮味が・・・それは・・・おいおい。だがそのぐらいまだまだ有効な作品だ。
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曲目 |
1.BORN UNDER PUNCHES
(The Heat Goes On)
2.CROSSEYED AND PAINLESS
3.THE GREAT CURVE
4.ONCE IN A LIFETIME
5.HOUSES IN MOTION
6.SEEN AND NOT SEEN
7.LISTENING WIND
8.THE OVERLAND. |
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